医薬中間体・原体・原薬から電子材料まで
幅広い分野で利用されている検索システム


スガイ化学工業(株)

資本金

25億1,000万円

従業員数

179名(2022年3月31日現在)

年間売上

6,395百万円(2023年度実績)

主要製品情報

▼CAS.NO.インデックス

▼分子式インデックス

装置・設備情報

▼多種多様な設備

パイロットプラント 設備一覧

和歌山事業所 設備一覧

福井事業所 設備一覧

その他

品質への取組

登録ディレクトリ

少量製造 / 重金属化合物による酸化 / 常圧蒸留 / 高温反応(200 C〜) / ラジカル重合 / 乾燥(常圧、減圧) / 臭素を用いるハロゲン化 / ウルマン反応 / 金属ナトリウム、金属カリウム / 青酸、青酸ソーダ、青酸カリウム / ニトロ化合物の還元反応 / 溝呂木・ヘック反応 / 過酸化物による酸化 / 減圧蒸留 / 金属水素化物による還元 / 塩素ガスを用いるハロゲン化 / ニトロ化反応 / アシル化 / 有機リチウム化合物 / 根岸クロスカップリング / 精留 / 接触還元 / カラム精製 / フッ素化剤を用いるハロゲン化 / ジアゾ化反応 / グリニヤール(グリニア反応) / 光学分割による / スプレードライ(噴霧乾燥) / 水添反応 / 空気、酸素を用いる接触酸化 / ヨウ素化剤を用いるハロゲン化 / 酸クロライドの合成 / ナトリウムアミド / 薄膜蒸留 / ジアゾカップリング反応 / ジアゾカップリング / 薗頭・萩原クロスカップリング / 縮合重合 / ハロゲン化合物による酸化 / 水蒸気蒸留 / フッ素化合物の合成 / 水素化ナトリウム / 鈴木・宮浦クロスカップリング / サンドマイヤー反応 / 脱水素反応 / 中低圧水添による還元 / 分子蒸留 / フレーク / アミノ化反応 / スルホン化反応 / 有機ナトリウム / 有機燐化合物の合成 / 抽出分離 / クロロスルホン化反応 / 溶液重合 / 晶析 / アルキル化(メチル化、エチル化)反応 / スルホンアミド化反応 / 硝酸による酸化 / バーチ還元 / 光学分割 / アルドール反応 / ニトロソ化 / 毒性物質を使った反応 / カップリング反応 / ウィティッヒ反応 / ウォルフキシュナー還元(反応) / Na,Liによる還元 / エーテル縮合反応 / 再結晶 / エステル化 / エポキシ化反応 / 濾過分離 / 低金属化 / カルボニル化 / コルベ・シュミット反応 / ディールス・アルダー反応 / ニトリル化(シアノ化) / ヒドロキシ化 / ビルスマイヤー反応 / フリース転位反応 / フリーデルクラフト反応(フリーデル・クラフツ反応) / ホフマン反応 / ホルミル化 / マイケル付加反応 / マンニッヒ反応 / 環化反応 / 開環反応 / 脱アルキル化反応 / 脱ハロゲン化反応 / 脱水反応 / 転位反応 / 酸アミド / 脱水素 / 脱炭酸 / 塩化ベンジルによるアミンの四級化 /

企業 PR

 「産業の進化を加速させるファインケミカル企業」として皆さまとともにさらなる成長を目指します
代表取締役社長 野間 修

1928年の創業以来、当社は一世紀近くにわたり挑戦と進化を繰り返し、独自の有機合成技術と生産技術を培ってまいりました。現在ではお客さまの要望に的確に応える「一品一社」の受託製造プロセスを確立し、医薬、農薬、機能性素材の中間物や界面活性剤といった幅広い分野の製品を世の中に提供しています。また、近年は、高度化・多様化する市場ニーズに応え得る当社独自製品の開発にも力を注いでいます。
企業として持続的に進化と成長を続けていくため、サステナビリティへの実現に向けた取り組みにも注力しています。当社を取り巻く外部環境は日々変化しており、DX化や気候変動対策といった社会課題を的確に捉え、対応していくことで社会に価値ある企業であり続けることができると考えています。
当社は、今後も企業としての社会的責任を果たし、単なる中間物メーカーではなく「幅広い産業の進化を加速させるファインケミカル企業」として使命を果たしてまいります。
今後とも一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

得意分野

多くの産業に対応する製品 
染料・顔料中間物からはじまり、医薬や農薬等幅広い分野に進出し、ファインケミカル製品へと展開させながら、多種多様な製品を世の中に送り出してきました。独自の生産技術も多く保有しており、ニッチな分野から汎用品まで開発・生産を行っています。 
医薬中間物 幅広い有機合成への対応力・高い製造技術・厳格な品質管理により、オールラウンドな受託製造で世界中の製薬メーカーに医薬中間物を提供しています。今後も中間物の供給を通じ、人々の健康な暮らしに貢献してまいります。
農薬原体・中間物 農業生産性を高めるのに重要な殺菌剤、殺虫剤、除草剤の原体・中間物を生産しています。当社が生産する農薬原体・中間物は、環境基準の厳しい欧米諸国でも高い評価を受けています。今後も農薬原体・中間物の供給を通じて、世界中の人々の食糧問題の改善に貢献してまいります。
機能性化学品 世界トップレベルの屈折率を誇る電子光学材料向けモノマーをはじめ、当社が生み出すユニークな化合物の応用分野は多岐にわたり、さまざまな産業界で活躍しています。今後も最先端分野で、独創性の高い高付加価値製品の開発に挑戦してまいります。
界面活性剤 洗浄、乳化、溶化、殺菌、帯電防止等さまざまな用途で使用される工業用界面活性剤もまた当社の重要品目です。これらの界面活性剤は、塗料や農薬、インクの分散剤として世の中に広く用いられ、私たちの暮らしを支えています。
染料・顔料中間物
染料・顔料中間物は当社のルーツです。長年蓄積してきた独自の有機合成技術によって生み出される高純度の製品は、引き続きお客さまから高い評価を受けています。染料中間物は化学メーカーを通じて木綿、合繊、化繊、紙パルプ、皮革、ヘアーダイ、化粧品等、幅広い分野での染色・着色に使用されています。顔料中間物は印刷用インキ、各種塗料、化粧品等の原料として提供しています。

技術の特徴

 独自の有機合成技術を結集し最適なプロセスを提案
カスタムマニュファクチャーとしての豊富な実績と経験を通じて、当社では酸化、還元、Grignard反応、各種ハロゲン化、シアノ化反応など、中間物メーカーとしては国内トップレベルの多様な反応技術を蓄積しています。また最近では光学分割、不斉合成、フロー合成等の新技術にも積極的に取り組んでいます。こうした幅広い有機合成技術の結集が、多様かつ高度なニーズに対応した製品の効率的開発を可能にしています。  
 主要な反応技術
アシル化
Acylation
アルキル化
Alkylation
アリル化
Allylation
アミノ化
Amination 
ブロム化
Bromination
カルボキシル化
Carboxylation 
クロル化
Chlorination
縮合
Condensation 
カップリング
Coupling
シアノ化
Cyanation
エステル化
Esterification 
フッ素化
Fluorination 
ホルミル化
Formylation
ヒドロキシル化
Hydroxylation
(メタ)アクリレート化
(Meta)acrylation 
ニトロ化
Nitration
酸化
Oxidation 
光学分割
Optical Resolution
還元
Reduction
環化
Ring formation 
スルホン化・クロルスルホン化
Sulfonation and Chlorosulfonation  
   

上記技術上記技術を利用した反応例 
複数のユニットプロセスを組み合わせることで複雑な化合物の合成にも対応しています。

〈対応例 1〉
ナフタレンスルホン酸→(塩素化)→ナフタレンスルホン酸クロリド→(Zn末還元)→ナフトチオール

〈対応例 2〉
ナフトール→(水添反応)→ヒドロキシデカヒドロナフタレン→(アリルエーテル化)→アリルオキシデカヒドロナフタレン→(グリシジルエーテル化)→グリシジルオキシデカヒドロナフタレン

 〈対応例 3〉 
アニリン→(アミド化)→1-ブタノイルアミノベンゼン→(ニトロ化)→1-ブタノイルアミノ-2-ニトロベンゼン→(水添反応)→1-ブタノイルアミノ-2-アニリン→(環化)→2-プロピルベンゾイミダゾール
 

〈対応例 4〉
 
2-ヒドロキシ-6-ナフトエ酸→(ブヘラー反応)→2-アミノ-6-ナフトエ酸→(ザンドマイヤー反応)→2-ブロモ-6-ナフトエ酸
 

低温反応 低温反応については-10℃までの対応が可能です。
Grignard反応  さまざまなアルキル化を可能にするGrignard反応の製造技術を確立しています。Mgを使用してGrignard試薬の調製から行っています。 
シアノ化反応 NaCN、KCNの取り扱いおよびシアン廃水の無毒化も含めて、安全かつ効率的にシアノ化を行うことができ、さまざまなシアノ化合物の提供が可能です。 
金属ナトリウム
を用いた反応
溶融金属ナトリウムを工業用スケールで安全に使用でき、ディスパージョン液の作成も可能です。設備等のハード面の体制はもちろんのこと、長年培ったノウハウにより、縮合反応や還元反応が可能です。 
還元反応 還元反応は当社が得意とする反応の一つです。中でも環境にも優しい接触水素添加では数多くの実績を持っています。 
各種ハロゲン化 塩素化、臭素化、ヨウ素化、フッ素化の製造技術を確立しており、さまざまなハロゲン化合物の提供が可能です。 

研究開発体制

開発~生産まで対応できる支援体制 
研究開発段階から試作段階、工業化段階までの一貫システムを構築することにより、信頼性の高い開発・生産を実現しています。研究開発段階では、市場を見据えたマーケティングによって顧客ニーズを敏感に掴み、独自の製品開発・生産を推進しています。 
研究開発段階  1.文献調査

合成法が不明で目的化合物のみの提示であっても当社で文献調査を行い、最適な合成法・プロセスをご提案いたします。

2.ラボ検討

お客さまのご要望に的確に応え、ラボ検討を通じて合成プロセスの最適化検討を行います。実験中に確認された問題に対しては、当社の豊富な有機合成  のノウハウに基づいた解決策を提案いたします。また、ラボ検討状況につき  ましても積極的に情報共有を図り、協働してお客さまの開発をお手伝いいたし  ます。
試作段階 3.キロラボ

最大50Lまでの反応容器、直径300mmのヌッチェ、10LのSUS製加圧ろ過器等により、kgオーダーのスケールアップ試作に対応いたします。

4.パイロットプラント

ラボ検討で確立された合成プロセスを基に数kg~数十kgスケールの試作を行い、そのデータを基に工業的な製造プロセスの最適化を行います。また、お客さまの開発で必要とされるサンプル合成を目的とした試作にも対応いたします。
工業化段階 5.トライアル生産

商業生産に向け実機設備を使用した試運転を行い、スケールアップや設備における不具合の有無を確認します。不具合が生じた場合には、再度ラボにて改善検討を行い、実機設備での最適条件を確立いたします。

6.商業生産

実機トライアルで確立された製造条件にて商業生産(連続生産)を行います。商業生産段階においても、問題が生じればラボにて随時改善検討を行い、安全かつ安定した生産ができる体制を構築いたします。また、生産性の改善にも取り組み、コストダウンを目指します。開発で必要とされるサンプル合成を目的とした試作にも対応いたします。

開発製品

 ジナフトチオフェン誘導体  詳しくはこちら
本化合物は有機物単独としては非常に高い屈折率=1.82(589nm)を有しており、基本骨格であるDNTを、当社の得意とする各種有機合成反応によって誘導体化することで、お客さまのニーズに応えます。以下に誘導体の一例を示します。
 ナフトチオール誘導体  詳しくはこちら
ナフトチオールまたはその誘導体は、他の有機化合物に比べ高屈折率である特長を有しています。特に16体は高い屈折率および溶解性(相溶性)を両立しており、各種重合性基を付与した形での供給も可能です。
 ビナフトール誘導体  詳しくはこちら
ビナフトール誘導体は、高屈折率有機化合物として利用価値があり、各種誘導体での供給も可能です。
 カリックスアレーン  詳しくはこちら
カリックスアレーンはスルホン基を有したSシリーズ(n=4,6,8)とt-ブチル基を有したBシリーズ(n=4,6,8)を取り揃えています。また瞬間接着剤用途などに使用されているCALXB4-EAも提供できます。新たに重合性基を付与したモノマーとしての展開にも期待しています。以下に誘導体の一例を示します。 
デカリン誘導体  
高耐熱性・透明性材料として2DH、2DHA(アクリレート)、27DGDHN(グリシジルエーテル)を開発しました。これらのデカリン誘導体は光学電子用途での使用が期待されています。 
 

設備の特徴

多 種 多 様 な 設 備
当社の製造設備はマルチパーパス(多目的)設備です。パイロットプラントを整備し、数グラム単位の試作から数十トンベースの商業生産まで、幅広い顧客ニーズに的確、柔軟、迅速に対応できる体制を整えています。
ラボ設備
(30~5,000mL)
 
30~5,000mL 反応容器および分液フラスコ、100~3,000mL SUS製オートクレーブ、300~1,000mL ガラス製オートクレーブ、200mL SUS製加圧ろ過器、1L ガラス製加圧ろ過器、精留塔、薄膜蒸留機、純水製造装置、超純水製造装置、恒温恒湿機、冷媒装置(~-15℃)、真空乾燥機、ホモジナイザー、光フロー合成装置、シリンジポンプ 等

ラ ボ 
キロラボ設備
(10~50L)
10~50L 反応容器、10~20L 反応容器用マントルヒーター、10L 分液フラスコ、1.5~10L SUS製加圧ろ過器、直径300mm ヌッチェ、30L ろ瓶、直径185mm 桐山ロート、各種~100L 容器 等
パイロット設備
(50~2,000L)

パイロットプラントを有する福井研究所
 福井研究所(1F~3F)
 トライアル運転
(3,000~12,000L)
 
 商業生産
(3,000~12,000L)
 
反応機
 薄膜蒸留機
 分析機器リスト HPLC、GC、GPC、GC-MS、LC-MS、DSC、TG/DTA、IC、反応熱量計、原子吸光光度計、燃焼イオンクロマトグラフ、赤外水分計、カールフィッシャー水分計、pH計、B型粘度計、紫外分光光度計(UV)、赤外分光光度計(IR)、デジタルマイクロスコープ、自動滴定装置、色彩色差計、濁度計、全有機炭素計(TOC)、導電率計、真空乾燥機、電気炉、純水製造装置、超純水製造装置 等 
 HPLC

品質管理体制

品質への取り組み
当社は、研究部門を含めた全社において国際的な品質保証マネジメントシステムであるISO 9001を取得し、常に品質の向上を図っています。また、研究開発段階、試作段階、工業化段階とあらゆる段階で徹底した品質管理を実践。高品質の確保はもちろん、品質の継続的向上を図り、生産技術のレベルアップに努めています。
品質方針  顧客の期待とニーズに応え、
常に信頼と満足を得る品質を提供し続けることが
可能になるように継続的改善を行う
品質保証のマネジメントシステムISO 9001の認証取得

お客さまの信頼と満足のため、常に高品質な製品とサービスの提供を志向する当社では、「ISO 9001」の認証を取得。
当社は、今後も高品質なファインケミカルの開発・製造を推進すべく、品質の確保・向上に取り組んでまいります。
 適用規格 JIS Q 9001 : 2015(ISO 9001 : 2015)  
 登録日 1998年3月16日  
 登録番号 JCQA-0304   
 対象部門 全社   

受託製造拠点

和歌山事業所(和歌山西工場)  
  • 和歌山市湊1280  MAP
    TEL:073-423-6341 FAX:073-423-6345
  • <電車の場合>
    JR「和歌山駅」下車 「湊」バス停より徒歩1分
  • <車の場合>
    和歌山ICより25分
    和歌山南スマートICより25分
 
福井事業所・福井研究所  
  • 福井市石橋町29-75-1  MAP
    TEL:0776-85-1150 FAX:0776-85-1101
  • <電車の場合>
    JR「福井駅」下車 えちぜん鉄道「西長田ゆりの里駅」より
    テクノポート福井直行バス運行(平日のみ)
  • <車の場合>
    福井ICより50分