新日本理化は1919年(大正8年)、京都の宇治川の豊富な水から採取した酸素を販売することを目的に創業し、
副産物となる水素の有効利用を目指して事業を展開してまいりました。
おかげさまで2019年に創業100周年を迎えることができました。
当社は、この100年で培った水素化技術をはじめとする独自技術を基盤に、油脂化学・石油化学の両分野を手がける化学素材メーカーとして、暮らしと産業を支える多様な製品を提供してまいりました。
特に水素化の受託生産においては、高圧水素化やシス・トランス異性体を制御した水素化など当社独自の技術を展開しております。
水素化でお困りのことがあれば、ぜひ当社にお問合せ下さい。 |
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● 芳香環の水素化
一般的に芳香環の水素化は、二重結合・三重結合の水素化よりも厳しい条件(高圧)を要します。新日本理化なら、高圧水素を用いた芳香環の水素化が可能です。 |
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● Cis/trans 選択的水素化
複数の置換基をもつ芳香環の水素化は、一般的にcis/trans混合物の水素化物を与えますが、多くの場合、必要とされるのはどちらか一方の異性体のみです。新日本理化なら、cis/transピュアなシクロヘキサン類を作り分けすることができます。 |
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● フェノール環の部分水素化
フェノール環を水素化すると、一般的にシクロヘキサノール類が得られます。新日本理化なら、水素化条件を最適化することにより、反応中間体であるシクロヘキサノン類を選択的に得ることもできます。 |
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● 多環芳香族の選択的水素化
新日本理化なら、多環芳香族の一方/全ての環を選択的に水素化することができます。 |
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● 官能基選択的水素化
分子内に複数の水素化されうる官能基がある場合、一般的に一方のみを水素化し、他方を水素化せずに残すのは容易ではありません。
新日本理化なら、二重結合とカルボニル基が含まれる場合、反応性が高い二重結合を選択的に水素化するのはもちろん、二重結合に比べ反応性が低いカルボニル基を選択的に水素化することも可能です。同様に、二重結合とエステル基が含まれる場合、二重結合を選択的に、もしくはエステル基を選択的に水素化することも可能です。 |
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● バッチ式高圧反応設備
上の表をクリックすると拡大されます。
※ 上記バッチ式以外に、連続式高圧反応設備も保有しています。
● 蒸留設備
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● 反応・晶析設備
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京都工場
〒612-8224
京都府京都市伏見区葭島矢倉町13番地
徳島工場
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当社は、研究開発力の更なる強化を目的に、2021年度に、けいはんな地区に新研究所 「京都R&Dセンター」 を開設いたしました。 最新の実験機器や実験設備に加え、多くの研究機関・研究施設のある恵まれた環境の中で、盛んな異業種交流やオープンイノベーションを通じて開発力を強化し、高機能で高付加価値な製品の提供を目指してまいります。
高圧水素化、接触水素化反応、水添反応、高圧還元反応、水素添加、触媒、オートクレープ、一圧、高圧ガス保安法