純商品「以上」のリサイクル品質を実現
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堀川化成は使用済み溶剤を蒸留によって高純度リサイクル品として再生し、お客さまにお届けしています。最大の強みは低コストでありながら純商品と同等、もしくはそれ以上の高純度を達成することにより、リサイクル品にありがちな「安かろう、悪かろう」のイメージを完全に払拭できる品質にあります。
こうした品質をささえているのが、堀川化成が長年にわたり培ってきたPV膜(浸透気化膜)をはじめとする透過技術と、その技術を実現するための各種設備です。
お客さまのもとで発生する使用済み溶剤は、それぞれの用途や取り扱いによって不純物が異なります。なかなか安定しないこうした使用済み溶剤から不純物を取り除き、純商品以上の品質を実現することで、大切な石油資源をリサイクルし、有効活用します。
堀川化成ではロットごとにリサイクル品の成分分析を行っており、お客さまにお届けする商品はすべて社内での検査、評価に合格したものです。これにより、純商品以上の高品質を実現しています。 |

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有機溶剤のリサイクル
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製造現場で発生した使用済み溶剤を引き取り、自社工場で高純度にリサイクルし、それをお客さまにお届けします。堀川化成のリサイクル品はロットごとの成分分析を行っており、純商品と同等もしくはそれ以上の品質を達成しています。石油資源の供給には需給バランスの変化や資源量の減少などの脆弱性があり、有機化学薬品の安定供給は産業界全体の課題です。堀川化成はこの課題に使用済み溶剤のリサイクルでお応えし、高純度・高品質で高い評価をいただいています。 |
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アルコール事業法に基づくアルコールの製造、販売
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アルコール事業法の完全自由化に伴い、もとより有していた技術と設備を活用した90度以上の事業法アルコールの製造・販売、変性剤を用いたアルコール製剤の製造および販売も手掛けています。他の有機溶剤と同様に、リサイクルアルコールの製造および販売も行っています。 |
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「もったいない精神」で経済と環境への貢献を目指す
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石油などの天然資源には限りがあり、需給や地政学リスクなどによって価格が変動する脆弱性があります。製造現場で使用される有機化学薬品を、今だけでなく将来に向けても安定供給することは日本の産業にとってきわめて重要な課題です。
さらに石油の使用は二酸化炭素の排出など地球環境にも影響を及ぼします。有機化学薬品の安定供給と環境保護への貢献という課題はリサイクルを手掛ける堀川化成にとっても大きな課題であり、社会的な使命でもあると考えています。
堀川化成のリサイクル品は日本国内だけでなく、世界のマーケットで流通しています。そのため世界的な電子部品メーカーなどで使用されることも多く、品質に対する高い要求にお応えする必要があります。それと同時に、世界のマーケットを相手にするということは、世界情勢による影響を考慮したリサイクル品の製造、供給体制を構築する必要もあります。
今後も有機化学薬品のリサイクルを通じてお客さまのビジネスに貢献し、さらには地球環境の保護にも貢献できるよう、技術の研鑽を進めてまいります。 |
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本社工場、滋賀工場の二極体制で、安全はもとより、困難な原料のリサイクル化に取り組んでいます。
既存の汎用な溶剤と同時に、お客様のご要望により個々の溶剤を原料としたリサイクル化にも努めています。
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大阪本社・工場
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日々の分析を信頼に変える
有機溶剤の蒸留精製をコア事業とする堀川化成では、常圧・低沸点域での蒸留精製を得意としており、PVセパレーターを用いた膜分離ではほぼ純商品に近い状態までリサイクルすることができます。
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蒸留設備
品目 |
基数 |
蒸留缶 |
理論段数 |
減圧 |
バッチ式1号蒸留塔 |
1 |
2,200 L |
30 |
〇 |
バッチ式2号蒸留塔 |
1 |
2,200 L |
25 |
○ |
バッチ式3号蒸留塔 |
1 |
1,400 L |
10 |
○ |
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滋賀工場
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高まるニーズに応える分析・生産能力
有機溶剤リサイクルの拠点とし2006年に完成した滋賀工場は、8,119㎡の敷地に高さ20mの連続蒸留精製塔を2基設置し、バッチ式蒸留精製塔を1基、原料・製品タンクを9基、事務棟には管理室、研究室を構えています。 |
蒸留設備
品目 |
基数 |
蒸留缶 |
理論段数 |
減圧 |
連続式1号蒸留塔 |
1 |
(20 kL) |
58 |
× |
連続式2号蒸留塔 |
1 |
(20 kL) |
33 |
○ |
バッチ式3号蒸留塔 |
1 |
6 kL |
30 |
○ |
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滋賀工場は2009年11月にISO9000を取得。
JIS規格の分析能力の他、パーテイクルカウンター等によりESグレードの対応も行っています。
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全てがクローズドシステムにより、排水は冷却水とボイラー水に限ります。又、排ガスは2t貫流ボイラーのガスだけです。平成19年8月 環境管理システムの国際規格であるISO14001の認証を取得。 |
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本社工場:大阪市鶴見区横堤4丁目9番34号
電話 06-6911-6131 FAX 06-6912-2193
滋賀工場:滋賀県甲賀市甲賀町隠岐2403-25
電話 0748-88-6595 FAX 0748-88-6590

本社工場:7人 滋賀工場:30人
化学、溶剤、有機溶剤、蒸留、蒸留精製、リサイクル、再資源化、日本溶剤リサイクル工業会、大阪市工研協会、アルコール事業法