当社では金属アルコキシドを原料とした独自のゾル合成技術により、ナノサイズの金属酸化物ゾル粒子を光学材料用途に開発、生産してまいりました。
最適な製膜性・膜特性・膜耐久性を発現させるため、金属アルコキシドの加水分解・縮合反応を動粘度、粒度分布、核磁気共鳴分光法(NMR)などの測定を駆使して追跡し、ピンポイントに制御することができます。
この制御技術により、金属種によってはシングルナノサイズの微粒子を持つゾル粒子の合成が可能となりました。さらに⾧年の検討で得られた反応因子のノウハウを生かして、安定生産可能な最適工程を設計できることも大きな強みです。

当社のゾル合成技術で合成されたナノサイズの各種金属酸化物ゾル粒子は、凝集や沈殿物がほとんどなく高度に分散されているために透明度が高いことが特徴です。
透明性が重視される基材に対して数十㎚オーダーの透明かつ均一な薄膜を形成させることが可能です。